人は年を取ると、老人になります。
老人は数多くの人生経験を積まれて、いろいろなものを身に付けていらっしゃる。それが老いとともに後から身についたものから順に、剥げ落ちていくそうです。
まるで玉ネギの皮をむくように、外側から、外側から。つまり後から身につけたものから剥げていく。
最後まで残るものは生まれる前後から乳幼児期に身につけたものだそうです。
従って母親の胎内にいる時から子育てはスタートしているのです。人間の一生にとって、いかに乳幼児期に身につけたものがその人の一生を左右するかということですね。
今の日本はこのままでいいのかと心配ですね。親が子を虐待して殺す、子供が親を殺す、友達が気に食わないからと殺す。その他強盗、暴行、ニセ札、カード犯罪、振り込め詐欺。
どうして日本はこんな国になってしまったのでしょうか。家庭も学校も、今や国家さえ危うい感じがします。
今こそ子育てを、本当の教育を、国民全員が揃って「さあ、やろう!」と思わなければならないのでは?
生活の基本を教え込む
その手始めとしてやらなければならないのは家庭でのしつけ。3、4才頃までに人間としての生活の基本を教え込むこと。
朝起きたら「おはようございます!」と大きな声で挨拶する。これで家庭がいっぺんに明るくなります。人から呼ばれたら大きな声で「はい」と返事をする。靴やスリッパを脱いだらきちっと揃える。椅子から立ち上がったらその椅子を戻しておく。
これらのことをきちっと身につけたら、その子は一生涯、人間としての基本を守ることができます。
そしてその子は日本を救ってくれる、私はそう信じたいと思います。