【 vol.50 】僕の夢


ある小学6年生の作文を御紹介します。

「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには中学、高校と全国大会に出て 活躍しなければなりません。

活躍できるようになるためには練習が必要です。僕は三歳の時から練習を始めています。三歳から七歳までは半年くらいやっていましたが、三年生の時から今までは365日中360日は激しい練習をやっています。だから、一週間中で友達と遊べる日は五、六時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロの選手になれると思います。

そして、その球団は中日ドラゴンズか西武ライオンズです。ドラフト入団で契約金は一億円以上が目標です。僕が自信のあるのは投手か打撃です。

去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。そして、ほとんどの投手を見てきましたが自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、打撃では県大会四試合のうちホームラン三本を打ちました。そして、全体を通した打率は五割八分三厘でした。このように自分でも納得のいく成績でした。そして、僕たちは一年負け知らずで野球ができました。だから、この調子でこれからもがんばります。

そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の一つです。とにかく一番大きな夢は野球選手になることです」

(致知出版:小さな人生論)

作者は愛知県西春日井郡図豊山小学校六年二組鈴木一朗。いまをときめく大リーガー、イチローの子ども時代の作文である。この作文は夢を実現する上で大事なものは何かを物語っている。第一に自分の夢に対していささかも迷いがなく、夢に対して本気、本腰である。

次に、自らの夢に対して365日中360日の激しい練習。友達と遊ぶのは一週間で五、六時間しかない。そして最後に、夢が実現したらお世話になった人に報いるという心を持っている。この子どもの頃からの夢を実現した努力の人イチロー選手に惜しみない拍手喝采を送りたいですね!

「人はイチローを天才といいますが、努力しなければできない子。天才の二文字で片付けてもらっては困る」と言ったイチロー選手の父、鈴木宣之さんの言葉にうなずけます。