【 vol.61】一日の大切さ 愛しさ


僕は本当に心から 「人生って面白いものだ」 と思っています。

失くしたものを勘定する必要など全然ありません。誰でも心に悩みを持っています。家庭には何かの問題を抱えています。
たまたま僕はその上に、グリコのおまけみたいに難病と四肢全廃を抱えているだけです。たまたま僕に取りついた難病によって、人生の今の一日の大切さとか愛しさをもらったのです。だから僕は 「人生って、決して捨てたもんじゃない」 と声を大にして言いたいのです。
僕の身体の筋肉は毎日、毎日、崩壊し続けています。今この瞬間ももちろん、その崩壊過程にあります。…と語るのは、 「ハンディネットワーク」 の車椅子の社長、春山満(56)氏です。

「ハンディネットワーク」 の車椅子の社長、春山満(56)氏

春山氏は、24歳の若さで進行性の筋ジストロフィーという病に冒され、現在では首から下の運動機能が失われています。春山氏は、 「自分が介護される側に立って発見した」 ことをビジネスに結びつけ、たくましく生きていらっしゃいます。

介護保険制度の導入から10年目。介護する側の 「都合」 と介護される側の 「願い」 の大きな隔たりを抱えたままの日本の福祉や医療に、強く憤りを感じた春山氏は、介護ビジネスの最前線で、精力的に活動されています。

私は春山氏の著書 「僕にできないこと。僕にしかできないこと。」 を読んで、今迄になく感動し、生きる勇気をいただきました。「命に感謝する、一日一日に感謝する」 ということを私自身かみしめながら生きていきたいと思いました。