【 vol.73】妊婦さん


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「産婦人科医、池川明院長の非常に貴重なお話を伺うことがありました。」

約三割の子どもに胎内記憶がある

『「おなかの中は暗くて、でもあったかくて、泳いでいたんだ。早くママに合いたいと思ってた」これは二歳の男の子の言葉です。
産婦人科医として多くのお産と関わり合う中で、母親のおなかの中にいた時のことを覚えている子供がいることに気づき、「胎内記憶」 について三千五百名以上の幼稚園児、保育園児にアンケート調査をした。結果、約三割の子どもに胎内記憶があることが確認できたそうです。

胎児にも人格がある

「おなかの中は温かかった、暗かった」 という子。おなかの中で 「寝ていた」 「泳いでいた」 という子。「包丁が入ってきて足をつかまれて引きずり出された」 などと帝王切開で生まれた際の記憶を語る子もいます。これは胎児にも人格があるということです。赤ちゃんはおなかの中にいる時からちゃんと意識があり、外の世界の様子を見たり聞いたりしている。又、「パパとママを選んだんだよ」 「お母さんが寂しそうな顔をしてたから笑ってほしくて来たんだ」こんなことをいう子が実にたくさんいるのです。母親がこのような事実を知れば、赤ちゃんに対する愛情が増し、その後の子育てにもよい影響を与えることになると考えています。

胎児にも人格がある

今、問題になっている赤ちゃんへの虐待や育児不安は一人の人間として赤ちゃんの存在を認めていないことが大きな要因だと思います。胎内記憶については、たしかに全てが事実だと断定は出来ませんが、そのことを通じてお産や子育てを前向きに変えていくことが大切なのではないかと思うのです。胎内記憶や自然出産に取り組み始めてから、「人生の目的」 というものを深く考えさせられるようになった。「お母さんを選んできた」 と語る子供や、お産や子育てを通じて成長していく親の姿を見ていると、子どもというのは親の役に立つことを願って生まれてくることが実感できます。

これは流産や死産の場合でも同じで赤ちゃんは亡くなることによって親や周囲の人たちに何らかの温かいメッセージを残し、人間的な成長を促していると信じています。胎内記憶を知ることで人の気持ちは大きく変わり、それによって社会が変わり日本が変わると考えています。』

出産前にお聞きしたかったお話ですが、これからは妊婦さんのおなかに、笑顔で 「こんにちは」 と語りかけたいと思いました。