【 vol.75】できない理由を言うな!


今月は、自らの道を切りひらき、人生を精いっぱい輝かせて生きる中村文昭さん(クロフネカンパニー社長四十一歳) のお話しをさせていただきます。

「人に出会って自分に出会った」

中村さんは十八歳の時に家出同然で上京。二十二年たった今、歩いてきた道を振り返ってみると 「人に出会って自分に出会った」 といいます。中村さんの人生の師と仰ぐ田端さんからの 「とにかく目の前の人を喜ばせることを考えればいい。それを一生懸命続けていけばおのずと自分の役割にたどり着くんだ」 との一言で、心にパチッとスイッチが入ったそうです。中村さんはお客さまに接する時はいつも心の中で 「あんたの予想を上回ったるよ」「びっくりさせてあげるから待っときなはれ」 と思いながら仕事をするそうです。いつも相手の予測を上回るくらいにやっていたら 「お前でなきゃいかん」 と名指しで頼まれる回数がどんどん増えてきた。

できない理由を言うな!

中村さんが人生の師、田端さんから学んだことを集約すれば四つ。一つ目は 「何を言われても、返事は、0.2秒でハイ!まずは素直に受け入れてやってみることだ」二つ目は 「頼まれごとは試されごとだ。頼んだ相手を驚かすくらいのことをやれ!徹夜してでも相手がビックリするくらいやれ!」三つ目は 「できない理由を言うな!やってもいないうちから何が無理だ!」四つ目は 「『その内に』、という言葉を吐いて先送りするな。今すぐやれ!」。それからは田端さんがああせい、こうせいと言うと全員揃って0.2秒で返事をし、あなたの予想を上回りまっせと体を動かし、誰もできない理由を言わず、先送りせずすぐやる。

最後迄ついていけたのは田端さんの (人間力) だった。

これを続けていたら一年で六本木に店を出すことができたそうです。「田端さんは厳しく鍛えた僕たちをいつまでも手元におこうとはせず、
『ビビる思いは二十五歳でも四十歳でも一緒だから早く独立しろ』 といい、『三重県で一番になれ』 と励まされて独立しました。独立する時、田端さんからは 『店が流行る一番の理由は店の看板になるお前に会いたいと思わせる (人間力) をつくることだ』 と言われました。僕自身も厳しい厳しい田端さんに最後迄ついていけたのは田端さんの (人間力) だった。」

中村さんは、経営をしながら年間三百七回位の講演を頼まれてしています。またニートといわれる若者たちと北海道で開墾を始めています。私たちは人に何か頼まれた時、自分にとって都合がいいか悪いかで判断しがちです。自分の損得を考えずに一所懸命することの大切さを田端さん中村さんに教えていただきました。そして (人間力) が大切だということも。私も (人間力) を持てるようにこれから、頑張らなくては・・・