【 vol.89】人の愛情


愛情

遺伝子の専門科によると、人間とチンパンジーの遺伝子は98%同じだそうです。人間とチンパンジーを分けるのは、たった2%の遺伝子の差でしかないそうです。

1920年、インドのカルカッタ付近で、狼に育てられた少女が2人発見されました。下の子は発見後、翌年に亡くなり、上の子は8年間大事に育てられたが、ついに立って歩くことも、言葉も完全に覚えることはできなかったそうです。

この事実から教えられるのは、人は人として生まれても、栄養を与えられても、人間として成長することはできないということ。人は人の間で愛情をかけられ、言葉や考え方を教えられて育つからこそ 「人」 となるんですね。狼からは、狼として生きることしか教えられなかったから、人間として生きることができなかった。発見されてから8年かけても人になれなかった。いかに幼児期の環境や教えが大切かを物語っている例だと思います。

私自身、そのことを考えて子供を育てたかと思い返せば、親として未熟であったと反省させられます。現代の忙しい親たちが、子供の未来を育む大切な時期をのがさないようにしてほしいと、祈る気持ちです。

おじいちゃんやおばあちゃんの知恵や愛情をもらうことも大切だと思います。近頃のやりきれない事件を見聞きする度に考えさせられます。