【 vol.12 】都会と田舎、果たしてどちらが幸せなのか。


皆様もよくご存知のイソップ物語「田舎のネズミと町のネズミ」を、再度読む機会がありました。

「田舎のネズミと町のネズミ」簡単紹介

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町のネズミが田舎のネズミに招かれて田舎へ出かけました。景色もいいし空気も澄んですがすがしい。ところが食べ物は大麦と小麦ばかり。うんざりした町ネズミは「町にはもっとおいしい物がたくさんある。

町に来てごちそうを好きなだけ食べてくれ」と、田舎ネズミを町に連れて行きました。町ネズミが住む家にはチーズ・果物・豆・パンなどが並んでいました。目を丸くしている田舎ネズミに「さあ、好きなだけ食べてくれ」と町ネズミはいいました。

二匹が食べようとしたその時、突然人間が入って来ました。二匹は肝をつぶしてかくれました。やっと人間が出て行ったので、チーズを食べようと思っていたら、又別の人間が入って来ました。二匹はびっくりして穴の中へ逃げ込みました。

「あーこわかった。こんな所へいたら寿命が縮まるよ。僕はもう田舎へ帰るよ」と田舎ネズミは町ネズミに言いました。

「君はごちそうと危険と恐怖を、おなかいっぱい食べてくれ。僕は粗末な食事でいいから、安心して暮らしたいんだ」と、引き止める町ネズミを振り切って田舎ネズミは田舎へ帰って行きました。

都会と田舎、果たしてどちらが幸せなのか。

都会は仕事の面でも生活の面でも便利です。望めば世界中の料理も食べられます。しかしその反面、空気は汚れ交通事故や事件も多く、常に危険と隣り合わせ。隣人と話もしない。人情希薄。

一方、田舎は買い物に行くにも交通機関は不便だしお店も少ない。しかし、空気はきれい、人情味も残っているし、交通事故も事件も少ない。

はじめ田舎ネズミは町にあこがれて行った。けれど行ってみたら、田舎の方が良いと思った。

都会と田舎、果たしてどちらが幸せなのか。田舎にいたら町をうらやみ、町へいたら田舎をうらやむ。どちらにも豊かなものと足りないものがある。どちらにいても喜びもあり不満もある。これはその人その人が何を大切に思うかが基本になるのでしょう。

自分に無いものが欲しい、うらやましいと思うのは人の常。物の豊かさ、便利さも大切ですが、一番大切なものは心、心の豊かさではないでしょうか。

人情薄れる現代に必要なのは、気遣い、思い遣り、利他の心。今の日本に欠けています。私にも不足しています。心磨きをしなければと思いました。

秋は私の大好きな季節です。栗・柿・マツタケ‥‥味覚の秋!食べ過ぎにご注意を。(失礼)来月、またお目にかからせていただきます。

中谷