【 vol.17 】病院寄席


お元気でいらっしゃいますか。
いつも生き生き創健館をご愛用いただきましてありがとうございます。

20080201今月は中央群馬 脳神経外科病院を開院以来、約二十年にわたって 「病院寄席」 を開き、患者に笑いと健康をもたらしてこられた、「笑い療法」の先駆者たる中島 英雄 理事長のご紹介をさせていただきます。

十歳の時、桂 文治の高座を見た中島氏は、すっかりそのとりこになり 「弟子にして下さい」 と直談判。小学校時代から父兄の前で寄席を開き、高校時代は桂 文治 師匠の前座に出るくらい熱中していた。

しかし当時は 「飯を食う」 というのが大変な時代。まず職を安定させるために取り敢えず医者になっておいて、それから噺家(はなしか)になっても遅くはないだろうと考えた。

群馬医大を卒業後、脳神経科に入局。三十一歳の時国立病院の脳神経外科医長に。当時は年間三百以上もの手術をしていたが、そのスーパーマン的なパワーの原動力は

「人を助けているから」
「自分のためだけにやると芯から満足できない。人を助けることで自分を納得させるものがある。 満足感があるというか、一向に疲れない………………。」

四十四歳で脳神経外科病院を開設後、笑いと健康の関係性に注目し、リハビリに使ったら効果があるかどうか とにかく実験してみようと思い病院寄席を開設。

約二十年間にわたり、笑いが体に及ぼす影響を、データに取り続けてきたが、笑った後は確実に脳血流量が増加し、血糖値はバランスを取って正常値に落ち着く。

笑いには脳を心地よく活性化しながら、かつ 癒やしていくという摩訶不思議な力があると中島氏は言われる。

おなかが空いて泣いていた赤ちゃんが おっぱいを飲むとニコッと笑う。なぜか?それは母親へ 「ありがとう」 の気持を伝えるため。そして、その笑顔を見た母親も「あーこの笑顔をまた見たいなぁ」と感じ、またおっぱいを飲ませてやろうと思う。母と子のやりとりはその繰り返し。

「噺家もできる医者」 ならぬ 「医者もできる噺家」 を自負される中島氏は、百五十名のスタッフを抱える脳神経外科病院 理事長の仕事のほか、全国で講演活動をされています。

その講演の付録には、桂 前治(中島氏)の落語が三十分付くそうです。本当に楽しそうですねぇ。月に一度の病院寄席を、一度のぞいてみたいですね。

笑いには人を幸せにする力があります。心や体を癒やしたり元気にしてくれる 笑いや笑顔を絶やさないために、鏡を使ってトレーニングをするといいそうです。

朝、鏡の中の自分を見ながら、
「○○ちゃん、おはよう!今日も顔色がよくて 元気そうだね。今日もいいことをいっぱい見つけて 楽しくすごしましょうね!(ニコッ)」。
これを毎日繰り返していると、プラス思考になり、笑顔が身につくそうです。自らが笑顔の発信源となって、日本中を笑顔だらけにできたら うれしいですねぇ。

来月またお目にかかります。
(参考文献…致知)

中谷