【 vol.37 】心の不調は体の不調


九月。えっもう一年の三分の二、過ぎてしまったの?一日、一ヶ月、一年。過ぎるのが、とにかく早い。まるでテレビの早送りを見ているみたい。

潤いのあるゆったりした毎日を送る秘訣、教えていただけませんか。

いつもご愛顧いただきましてありがとうございます。

近年、笑いの健康効果が分かってきました。「そういえば近頃あまり笑ってないな」と思う方は、意識的にでも笑う方がいいそうです。笑いには大きな健康効果が。

柴犬

その一、笑うと自律神経のバランスが整えられ、ストレスが緩和される。また鎮痛作用を持つエンドルフィンが増加するので、幸福感を感じたり痛みもやわらげる。

その二、笑いすぎてお腹が痛いと言いますが、笑うと筋肉を使い、腹式呼吸が促され、有酸素運動をしたような状態になり、老廃物が排出されやすくなる。

その三、笑うことで、NK(ナチュラル・キラー)細胞が活発になり、身体に侵入するウイルスや細菌を撃退してくれます。

またNK細胞が活発だと風邪も引きにくくガンを予防する働きもあるそうです。身体の中では一日約五000個のガン細胞が発生していますが、NK細胞がガン細胞を攻撃してくれ、発病して治療中でもNK細胞が活発になると治療効果は高まります。

笑いの健康効果を提唱したのは、アメリカのジャーナリスト、ノーマン・カズンズ。彼は医師から見放された強直性脊椎炎という難病を自らの力で治しました。その方法とは、病室へ喜劇映画を持ち込み笑い療法を行ったのです。10分間大笑いすると、二時間は痛みを忘れて眠れた。これを続けているうちに徐々に症状が改善され、ついには笑いで病気を克服したのです。

現在、日本でも患者の自己治癒力を高めるために笑いが医療に取り入れられはじめています。どうやら笑いは副作用のない良薬のようです。面白いと思うことを見つけて笑いを生活に取り入れる。落語でもコメディでも、好きな笑いを見つけて大笑いしましょう。ストレスなんか笑い飛ばしていまいましょう。

思い出し笑いでも、作り笑いでも、笑うと表情筋が動き、それが脳に伝わると、笑顔に対応した感情を呼び出す。つまり笑うから楽しくなるということです。

反対に言えば、暗い表情をすると気持も暗くなる。しかし、年齢とともに表情筋も衰えこわばってきますから、表情筋を鍛えるトレーニングが必要です。表情筋を鍛え笑いやすくし、笑いを取り入れ楽しくなる‥‥‥。

心と身体の結びつきって、私たちが思っている以上に強いんだ。心の不調が身体の不調になり免疫機能も低下するんだ。では、コレステロール値、血糖値、血圧‥‥‥。数値ばかり気にして、「気を病む」より、おいしいものを食べ、趣味に熱中し、楽しく笑い暮らした方が身体に自己治癒力が高まる。

お客様の健康と笑顔が私たちの喜びです。心と身体を快調になさってお過ごし下さいね。

中谷幸子